気をつけよう!バイオリンを座って弾くときのNG姿勢
2025.05.26

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

バイオリンを弾く時は、日常生活ではしない姿勢をするので、「気がついたら肩や腰を痛めてしまった、どうしたらいいの?」という質問を受けることがあります。

私自身も腱鞘炎・肩こり・腰痛を経験していますので、体験談も含めて、今回は「座って弾く」時にしてはいけない姿勢について考えていきたいと思います。

♪反り腰になると腰に相当な負担がかかる

昔の私は「良い姿勢=背中をピンと張る」ことだと思っており、姿勢を良くしようとして、腰を反っていたことがあります。自分の中では「姿勢がいい」と思い込んでいたものの、実際は腰に負担がかかり痛めてしまいました。

バイオリンを座って弾く時は「反り腰」にならないよう注意しましょう。残念ながら「反り腰=腹筋が使えていない」ということになってしまうので、腹筋を意識して座るようにしてみましょう。腰が楽になりますよ♪

♪浅く腰をかけすぎないよう注意

良い姿勢を保つためには、浅く腰をかけることがバイオリンを弾く上でとても大切です。しかし、浅すぎるのも足に負担がかかりますし、反り腰の原因にもなります。

私が整体に行った時に、「浅く腰をかける癖がないか」と見抜かれてしまったことがあります。骨盤に負担がかかっているので、ある程度は深く腰をかけるようにと助言をいただきました。

♪バイオリンが下がってしまう

バイオリンを構えて少し経つとバイオリンが下がってしまう方が多くいらっしゃいます。
下がってしまう原因は2つあります。

1つ目は、バイオリンは体に負担がかかるフォームのため、楽器の重さで猫背になり楽器が下がってしまうと考えられます。普段から猫背かも?と思った方は、腹筋を意識すると良い姿勢を保つことができるので、ぜひ実践してみてください。

2つ目は、譜面台の高さです。意外と盲点ですが、譜面台が低いせいで前のめりになっていることが多くあります。「ついつい楽譜に集中して気づけば体が前屈み」こういう時は譜面台が低くなっていないでしょうか?姿勢を保つためにも、譜面台を高くして弾いてみてください。

♪左肩が上がってしまう

左肩が上がってしまう原因に「肩当てが合っていない」ことが考えられます。無理して肩と顎で楽器を支えようとすると顎が痛くなリますので、構えた時に楽器がずれないで顎で支えられるかを確認してください。ズルっとずれてしまう場合は肩当てがフィットしていない証拠ですので、肩当ての脚の高さを調節したり角度を変えてみてください。

私は中学生の頃、楽器を無理に顎で支えようとして顎関節症になったことがあります。今考えれば肩当てが合っていなかったのでしょう。みなさん、顎で必要以上の力で挟んでしまうことがないように気をつけてみてください。

肩当ての付け方をもう一度見直したいという方は「Lesson 02 バイオリンに肩当てをつける (E01-01-02) 」のレッスンをご覧ください。

※正会員さまはリンクからレッスンをご覧いただけます

いかがでしたか?
間違った姿勢を覚えてそれが習慣化してしまうと痛みが出てきてしまう場合が多くありますので、数分弾いたらストレッチすることや腹筋を意識して「良い姿勢」を追究していきたいですね。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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