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お役立ちコラム2021.07.08

ヴァイオリンケース内に常備するといいものと練習前後に確認すること

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

レッスンや練習前に、うっかり「〇〇持ってくるのを忘れた!」「〇〇してくるのを忘れた!」という経験はありませんか?今回は、ケース内に常備しておいた方がいいものや練習前後に確認すると良いことをご紹介していきます。

【ケース内に常備しておくといいもの】
①筆記用具
練習時・レッスン時・オーケストラや室内楽の練習時には、先生や指揮者の指示を楽譜に書き込むことが多いと思います。書くものがない時に限って大事なことを書き込みたかったということはありませんか?私は昔、オーケストラの練習時に鉛筆を忘れて「貸して欲しい」と言い出すのに気まずかったことを覚えています。

さて、エキストラでオーケストラで弾いた時に、ボールペンで書き込みをしている方がいました。はっきりと書き込みが見えるので悪くはないかなと思いましたが、私のお勧めは「2B以上の鉛筆」です。

筆記用具でも、ボールペンは間違えた時に消せないですし、シャープペンは芯が折れてしまうことが多く、譜面台の楽譜に書き込むことが意外と難しいです。できれば鉛筆でも、2B以上の濃い鉛筆だと芯が柔らかく書きやすく、間違えても消しやすいです。私は4Bの鉛筆を使っています。

②予備の弦
梅雨の時期、ペグが回りにくくなっていませんか?
力ずくで回すと弦が切れてしまうこともあります。何があるか分からないので、予備の弦を1セット入れておくと安心です。「万が一切れた時用」に、普段使っている弦ではなくお安い弦を予備として持っている方も多くいます。

③練習している曲のスコアやピアノ譜
オーケストラや室内楽で弾いている方、ソロ曲を弾いている方にお勧めなのが、練習している曲のスコアやピアノ譜です。

ヴァイオリンのパート譜だけでは全体が分からず練習が進めにくいことがあります。普段から「この部分は他の楽器はどう動いているのか」と確認しながら練習できると、より音楽の理解度が高まります。

④演奏用ミュート
これはオーケストラで弾いている方は毎回持参した方がいいです。ミュートが必要な曲があるため、ミュートを忘れると1人だけ音質が違う…なんてこともあります。主にオーケストラで演奏する機会が多い方はヴァイオリンにつけておくといいですね。

⑤消音器
ご自宅での練習用に購入した方がほとんどだと思いますが、例えば、オーケストラの練習が終わって本番までの間、意外と待ち時間がたくさんある場合があります。そんな時に練習したいけど他の人に聞かれたくないという時など、消音器があると安心して練習できます。

⑥ヘアゴム
髪の長い女性はヘアゴムがあると結べるので便利です。私も経験があるのですが、髪を下ろした状態で弾くと、髪の毛が顎当ての金属部分に引っかかってしまうことがあります。普段から髪の毛を結ばず下ろしている方は、ヘアゴムを常備しておくと結びたい時に結べますね。

【練習前に確認すること〜演奏〜】
①肩当て
ヴァイオリンを始めたての方に多いのですが、肩当ての向きが逆になってしまうことや肩当てをつけるのをうっかり忘れてしまうことがあります。肩当ての向きに注意し、肩当てが必要な方はつけるのを忘れないようにして下さい。

②弓を張る
弓の毛を張らないで演奏をすると、かすかに音が聴こえるもののジリジリという音しか聴こえません。私も経験がありますが、本番前に焦っていると忘れることがあります。

また、乾燥している場所で弾く際には、逆に弓が張りすぎていないか演奏途中で確認してみて下さい。

③チューニング後の駒の向き
チューニングは毎回行います。チューニングが終わった後には駒が斜めになっていないかどうか必ず確認してみて下さい。

【練習前に確認すること〜その他〜】
①爪の状態
意外と忘れてしまいがちなのが爪です。左指の爪が伸びた状態だと指を押さえるのに当たってしまい、指板や弦を傷つけてしまいますし、演奏している時にも気になって集中できないこともあります。また、右手の親指や小指の爪も忘れやすいですが、弓を持つ際に爪が伸びていると正しく持てません。弾く前に爪が伸びていないか確認してみて下さい。

私の生徒さんで、うっかり爪を切ってくるのを忘れることが何度かあって、爪切りをケース内に常備している方がいました。爪切りを持ち歩くのもいいですね。

②厚紙やファイルを譜面台にセット
コピー譜を使うことがあると思いますが、折り畳み式の譜面台だと、書き込みする時に穴が空いてしまったりちゃんと書き込みができなかったりします。その時に厚紙やファイルを下に置いておくと書きやすくなります。コピー譜を使うことが多い方は、厚紙やファイルを楽譜とセットで持ち歩くといいと思います。

③アクセサリーを外す
女性はアクセサリーをしている方が多いと思いますが、イヤリングやピアス、特にネックレス類は楽器に当たって共鳴してしまいます。共鳴するとジリジリするので、楽器が傷ついてしまう可能性もあります。

【練習後に確認すること】
①松脂がついた弦部分を拭く
弾いた部分が松脂で白くなっています。白くなったのをそのままにしておくと、弦の劣化に繋がったり、後から拭こうとしてもベトベトが取れないことが多いです。弾き終わったら必ず白くなった部分を拭きましょう。

②指板部分を拭く
これから暑くなってくると汗をかきます。汗で指板が濡れてしまうことがあるかもしれません。汗をかいていなくても、汚れは蓄積されていきますので、軽く拭き取ることをお勧めします。この時に、松脂を拭いた部分とは違う面で拭くのがポイントです。松脂はベトベトしているので、そのベトベト部分で指板を拭いてしまうと指板もベトベトになってしまいます。

松脂用と指板用にクロスを2枚持って使い分けている方もいらっしゃいます。

③弓の木の部分についた松脂を軽く拭く
弓の木の部分にも松脂の粉がつきますので軽く拭いて下さい。弓の毛の松脂は拭きませんので注意して下さい!あっという間に拭いたクロスがベタベタになってしまいますし、弓の毛にもよくありません。

いかがでしたか?
ヴァイオリンケース内に常備しておくものは、必要だと思ったらケース内に入れておくといざという時に便利です。また、練習前後に確認することはどれも大切なことです。この情報が少しでも役立つことを願っています。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。



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