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お役立ちコラム2019.10.30

どうやって決める?左手のフィンガリングと右手のボーイングについて

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

ヴァイオリンを始めて慣れてくると、左手のフィンガリング(指使い)と右手のボーイング(弓使い)はどうやって・どのタイミングで決めるのかと、ふと疑問が浮かんでくると思います。今回はそんなちょっとした疑問にお答えしていきます。

♪譜読みから始める
1.楽譜全体に目を通す
いきなりボーイングなどをつけるのは難しいので、楽譜全体に目を通してイメージをします。

2.CDなどの音源を聴く
フレーズが何小節単位かどうかを考えながら聴くと、後々フィンガリングなどが付けやすくなります。

3.聴いたイメージを持ったまま弾いてみる
聴いたイメージが実際弾いた感じと近いかどうかをみます。弾いたイメージと違うならば、フィンガリングやボーイングを変える必要があります。

4.フレーズ毎にフィンガリングとボーイングとアーティキュレーションをつける
この作業は地味ですが大事なことです。これをすることで曲のイメージがしやすくなるので、音程が取りやすくなります。フレーズ1箇所につき、2〜3個のフィンガリングやボーイングを考えてみるのをオススメします。何通りか考えることで、他の曲のフィンガリングなどを考える時に生きてくることがあります。

さて、楽譜に何も書いてなくて自分で決める場合に大事なのが、「聴いた時にフレーズで聴こえるか」、そして「音楽的になっているか」です。「このフィンガリングやこのボーイングは難しいから簡単な方で弾く」という選び方は是非とも避けていただきたいです(まだポジション移動などを習得していなくて難しい場合は問題ないです)。

フィンガリングを決める上でのポイントは、「できるだけ移弦がないように弾く」という決め方です。ポジション移動が多くなってしまいますが、できる限り1本の弦で弾くことでフレーズが取りやすくなります。

ボーイングは、5人いたら5通りのボーイングがありますので、曲をどうひきたいか、どう表現したいかをよく考えることが大事です。ダウンかアップかの2種類しかありませんが、それぞれに音の特徴がありますので、その音をどう出したいかでボーイングを決めていくといいと思います。

アーティキュレーションは「1音1音の表情」のことですが、音を短く切るのか、長く伸ばすのか、特定の音を強く演奏するのか、スラーをどこまでつけるのかを指します。例えば、長いスラーがあった場合、物理的に弾くのが難しくてスラーを切ってしまいたくなると思いますが、なぜ作曲家がこういうスラーをつけたのかを考えることがポイントになってきます。

5.つけたフィンガリングとボーイング、アーティキュレーションで弾いてみる
実際つけたフィンガリングとボーイング、アーティキュレーションで弾いてみます。ご自分でイメージした音楽に近づきましたか?

6.しっくりこない所を見直す
しっくりこない所は再検討します。音楽に「正解」はありません。色々考えることで引き出しが増えていきます。最初は決めていくのに時間がかかりますが、慣れてくるとパターンが見えてきますので、地道に繰り返していきましょう。

♪葉加瀬校長のフィンガリングシリーズ
葉加瀬アカデミーの教材では、54曲の葉加瀬校長のオリジナルのフィンガリング・ボーイング・アーティキュレーションを解説した動画があります。
Lesson73 葉加瀬校長のオリジナルのフィンガリング・ボーイング・アーティキュレーション
※正会員様はリンクからご覧いただけます。

そこで、葉加瀬校長がどうやってフィンガリング・ボーイング・アーティキュレーションを決めているか解説されています。とても勉強になる動画ですので、会員の方はぜひご覧ください。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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