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お役立ちコラム2020.02.25

調の性格を知ろう 〜長調と短調を見分けるコツ〜

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

4回にわたってご紹介してきた「調の性格」。♯や♭の数が●個=○調と少しずつ一致してきたでしょうか?

「なんとなく分かるけど考えないと出てこない」「全く見当がつかない」「日本語調・英語調・ドイツ語調のどれで覚えればいいのか分からない」「長調と短調の見分け方が分からない」という声をよく聞きます。
そんな声にお応えして、今回は「長調と短調を見分けるコツ」をご紹介していきたいと思います。

♪長音階とは
長調の音階になります。
音と音の間隔が「全音」と「半音」の2通りありますので順番を見ていきましょう。

・「ド」から始まる場合(ーが全音、^が半音)
ドーレーミ^ファーソーラーシ^ド

半音の箇所は必ず3音目→4音目・7音目→1音目と決まっています。
では、音の始まる音をずらすとどうなるでしょうか?「ド」から始まる場合と何が違うか見ていきます。

・「レ」から始まる場合
× レーミ^ファーソーラーシ^ドーレ
↑これだと半音の位置が「ド」から始まっている場合(2音目→3音目と6音目→7音目が半音になっている)と違います。

○レーミーファ♯^ソーラーシード♯^レ
↑ファとドを半音上げると3音目→4音目と7音目→1音目が半音になります。

上記のように、どの音から始まっても全音と半音の音程を変えないように並べなくてはいけないのです。「レ」から始まる場合、ファとドの音が♯です。この場合、ファとドの音が調号になり、♯2個=ニ長調という呼び方をします。

♪短音階とは
短調の音階になります。短音階には「自然的短音階」「和声的短音階」「旋律的短音階」の3種類があります。
短音階も音と音の間隔が「全音」と「半音」の2通りありますので「自然的短音階」で順番を見ていきましょう。
※「和声的短音階」と「旋律的短音階」はまたの機会に説明します。

・「ラ」から始まる場合(ーが全音、^が半音)
ラーシ^ドーレーミ^ファーソーラ

半音の箇所は必ず2音目→3音目・5音目→6音目と決まっています。
では、音の始まる音をずらすとどうなるでしょうか?「ラ」から始まる場合と何が違うか見ていきます。

・「レ」から始まる場合
× レーミ^ファーソーラーシ^ドーレ
↑これだと半音の位置が「ラ」から始まる場合(6音目→7音目が半音になっている)と違います。

○ レーミ^ファーソーラ^シ♭ードーレ
↑シを半音下げると5音目→6音目が半音になります。

上記のように、どの音から始まっても全音と半音の音程を変えないように並べなくてはいけないのです。「レ」から始まる場合、シの音だけが♭です。この場合シの音が調号になり、♭1個=ニ短調という呼び方をします。

♪長調と短調を見分けるコツ
同じ「ド」の音から始まる長調と短調で見分けていきます。

【長調】
ドーレーミ^ファーソーラーシ^ド(=調号なし:ハ長調)

【短調】
ドーレ^ミ♭ーファーソ^ラ♭ーシ♭ード(=調号シ・ミ・ラ:ハ短調)

長調か短調か見分ける最大のポイントは3音目にあります。比べて弾いてみると響きですぐ分かると思いますが、長調は明るい響き・短調は暗い響きになります。その響きを決めるのが3音目なんです。「ドミソ」の和音にすると響きがより分かりやすい気がしますので、ぜひ試してみてくださいね。

♪曲の調を調べるコツ
①調号は何か
ト音記号の隣に♯か♭が何個か、もしくは何も書いていないか確認をします。それだけでまずは2つの調に絞れます。これだけでは長調か短調か分かりません。

②長調か短調か
音楽を聴いたり弾いたりして明るい響きなら「長調」、暗い響きなら「短調」と予想を立てることができます。

③最初の音と最後の音は何か
響きだけでは分からない・不安が残る場合の、長調か短調を見分ける最終判断は、最後の音が何で終わっているか調べてみてください。(途中で調が変わっている場合の調の判断は別の機会に説明します)

基本的に曲は主音(音階の最初の音)で始まって、主音で終わることが非常に多いです。ただ、弦楽合奏やオーケストラの場合、ヴァイオリンは必ずしも主音で終わるとは限りませんので、チェロやコントラバスの音が何かの方が100%確実になります。これは意外と重要ポイントです!

♪葉加瀬校長の「Lesson73-03-01 ひまわり」で何調か考えてみましょう
Lesson73-03-01 ひまわり】※正会員様はリンクからご覧いただけます

①調号は何か
調号は♯2つなので「ニ長調(=主音:レ)」か「ロ短調(=主音:シ)」に絞れます。

②長調か短調か
爽やかな明るい響きなので「長調」と予想をすることができます。

③最初の音と最後の音は何か
最初はラ、最後の音はレです。最後の音が「レ」なので、主音がレの「ニ長調」という最終判断ができます。

いかがでしたか?
「何調」と分からずに弾くよりもしっかりと「何調」とわかって弾くのとでは違ってきます。次の音が何かイメージできて譜読みが早くなることが多いですので、まずは長調と短調どちらか聴いたり弾いたりして判断する練習をしてみることをオススメします♪

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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