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お役立ちコラム2020.04.30

練習がなかなかできない今の時期に!ボーイングを決めるコツについて

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

外出自粛が続き、楽器の練習になかなか手が出ない方も多いかと思います。今回は、実際自分でボーイングを決めるコツについて考えてみたいと思います。楽器を弾く気にはなれないけれど、何かヴァイオリン練習に繋がることをしたいと思っている方、必見です!

♪ボーイングとは
ダウン(=下げ弓)とアップ(=上げ弓)があります。このボーイングは「呼吸」と深く関係があります。
「ダウン」で弾く時→息を吐く
「アップ」で弾く時→息を吸う

皆さん、弾く時に呼吸を意識して弾いていますか?普段無意識に行なっている方が多いと思いますので、まずは葉加瀬アカデミーのLesson02-02「開放弦の練習-A線開放弦」の「 全音符(DN、UP)」や「2分音符」、「2分音符(逆弓順)」で試してみましょう。
意識して呼吸をすることで、力が入っている方は弾くのが楽になったり、弓の動かし方がスムーズになることがあるかもしれません。
Lesson02-02 開放弦の練習-A線開放弦】※正会員様はリンクからご覧いただけます

♪ボーイングを決める時に「ダウン」がいい場合
人間が喋る時は息を吐きながら喋ります。それに当てはめてみると、フレーズの始め(=喋り始め)が1拍目にある時には「ダウン」で弾くと弾きやすいです。また、曲の最後の音は喋り終わるという意味で、ダウンで終わることが多いです(曲調によってはアップで終わることもありますので、曲を理解した上で決めることが大事になります)。

また、以下の時にもダウンが好ましく思います。
・はっきりとした音(=アクセント)を出したい時
・dim.など小さくする指示があり、静かに終わりたい時

♪ボーイングを決める時に「アップ」がいい場合
「ダウン」の時に息を吐くとお伝えしましたが、「アップ」の時は喋る前と同じ意味になり、息を吸います。
アップが好ましい場合は以下のようになります。
・アウフタクト(=「弱起」といい、小節の最初からではなく前の小節の1個の音または数個の音を指します)からフレーズが始まる時
・pやppなどの指示があり、弱く静かに始めたい時
・クレッシェンドが始まる時
・スラーの時に、音形が上昇する時

♪オーケストラで弾く時にボーイングで揉める時はどうしたらいい?
私自身オーケストラでボーイングを決めることも多かったのですが、一緒に弾く人と議論になったことがあります。自分の感覚=他の人の感覚ではないということを忘れないようにしてください。人によってはこだわりを持つ方もいますし、ヴァイオリンではこのボーイングがいいけどチェロでは楽器の特性から弾きにくいから、同じ動きをしているけどボーイングは揃えずに逆に弾くということもあります。
基本的にはコンサートマスターや指揮者の指示でボーイングは決まることが多いですが、議論をすることはとても大切だと思います。自分と相手の意見が違った時には、なぜこのボーイングなのかと理由を言い合うと、新たな発見があるかもしれません。
また、その時にいる人達で作り上げていくものなので、何が正解ということはありません。

♪実践するには
いきなり自分でボーイングをつけるのは難しいかもしれませんので、数小節の楽譜でボーイングを書いてみるといいです。
まず、1拍目や3拍目など小節内で強拍になる時は、基本的にダウンだと思っていいでしょう。音形によってそれが当てはまる場合とそうでない場合がありますが、1拍目がfの場合、大体の場合がダウンから始まると思って大丈夫です。まずはその知識があるかないかでボーイングのつけ方が少し楽になるように思います。

オーケストラの楽譜にボーイングをつけてみる場合は、youtubeなどの動画でプロの演奏を見てボーイングを書いてみましょう。複数見てみると、全てが同じとは限らないことが分かります。それはなぜなのか、ボーイングが違うことによって音の変化はどのように起きているかを考えることが大切です♪真似から始めることも上達の一歩です。そこから「自分はこういう音楽にしたいからこのボーイングにしよう」と決めていけるものです。

いかがでしたか?
親切にボーイングが書いてある楽譜も多い中で、それが全て正しいわけではありません。
フレーズがうまく繋がらない・〇〇な音を出したいと思ったら、もしかしたらボーイングが原因かもしれません。逆にしてみるとハマるということもたくさんあります。

実際ボーイングをつけるのは難しく思うこともありますが、動画をお手本にしてオリジナルのボーイングをつける練習をしていくとすらすらとボーイングがつけられるようになり、他の演奏者と音楽議論をしたりと有意義な時間が送れるようになると思います♪

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。
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