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お役立ちコラム2020.10.01

肩凝りや腰痛などの痛みの原因と改善方法~ヴァイオリンの正しい姿勢

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

ヴァイオリンを弾いた後に肩が凝ったり腰が痛くなる方は多いと思います。ついつい弾きすぎてしまって腱鞘炎になってしまったという話も多く聞きます。肩凝りや腰痛になる原因と改善方法を、私自身の話を交えながらご紹介していきます。

♪Ayaの痛み克服話
私は高校生頃から受験のために毎日多くの時間をヴァイオリンに費やしていたこともあり、肩凝りが酷く、悪化すると頭痛にも悩まされていました。一時は顎痛もあり、顎関節症にもなりました。その度にマッサージや鍼などに通いましたが、改善しません。そんな慢性的な痛みが数年続いていました。その原因は「ヴァイオリンを持つ力加減」と「姿勢」でした。

幼少の頃「ヴァイオリンは顎で支える」と習ったため、自然と歯を食いしばっており、それが原因で顎関節症になってしまいました。それから顎ではしっかりと支えず、多少は左手で支えることを意識したところ、顎痛はなくなりました。それどころかヴァイオリンの音色が変わりました。「力を入れる」ことはヴァイオリンとは無縁ということです。

また、腰痛や肩凝りの原因は「姿勢」と自己分析でたどり着きました。えっ?と思われる方もいらっしゃると思いますが、姿勢は大事です。私は元々猫背で姿勢が悪かったため、姿勢を良くするよう意識したら、いくらか痛みが和らいできました。「何が原因か」を分析し改善することで、見違えるように痛みがなくなることや和らいでくることもあります。一緒に原因を探していきましょう。

♪顎痛や肩凝りになる原因①
顎でグッと楽器を挟んでいませんか?
顎で力を入れてしまうと、肩を上げて挟んで力が入ってしまうことがあります。
また、左手で楽器を持ってしまうと余計な力が入り左指の動きが鈍くなってしまうため、「顎で支える」と指導を受ける方もいらっしゃると思います。間違いではありませんが、顎は「顎当てに乗せるだけ」「多少は左手でも支えることがある」と考え方を変えると力が抜けてくると思います。

♪顎痛や肩凝りになる原因②
座っていても立っていても、楽譜を見ながら弾いていると無意識に身体が前のめりになって楽器が下がり猫背になってしまいます。この姿勢は頭の重さが原因で首にすごく負担をかけますので、肩凝りに繋がってしまいます。

♪腰痛になる原因
椅子に座って弾く時に、椅子に深く腰掛けていませんか?
実際は浅く腰掛けた方が正しい姿勢が保てます。浅く腰掛けると足がしっかりと地についている状態ですので、弓がしっかりと楽器に乗ります。
深く腰掛けると安定性があると思われるかもしれませんが、お尻に重心がいってしまうため、弓がちゃんと楽器に乗ってくれません。それどころか姿勢が悪い状態なので、腰痛に繋がってしまいます。椅子に座る場合は「浅く腰を掛ける」のがポイントです。

♪正しい立ち方
上記で「姿勢」が大事と言ってきました。正しい立ち方は至ってシンプルです。
壁を使うと自分の姿勢がよくわかりますのでぜひ試して頂きたいと思います。

①楽器を持って壁にかかとをつける
②お尻、背中、肩、頭まで全てが壁につくように意識する
③その状態で楽器を構える

肩凝りなどがある生徒さんに壁について立ってもらうと、やはり姿勢が前のめりになっている方が多くいました。
猫背という自覚がある方にはぜひ試して頂きたいです。

♪正しい構え方
ヴァイオリンを構える時に左肩が前に出てしまう方がいらっしゃいますが、これも力が入ってしまう原因の1つです。
上記の「正しい立ち方」で立った状態で楽器を左斜め45度くらいで構えるだけです。体をひねることはなく真っ直ぐ向いて立ちます。

いかがでしたか?
痛みには必ず原因があります。原因を1つ1つ分析して改善方法を探していくと、痛みは徐々に和らいでくると思います。ヴァイオリン=肩凝りと思われがちな楽器ですが、正しい姿勢や持ち方を習得していれば、多少の肩凝りなどがあったとしても「つらい」と悩まされることはないのではと思います。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。



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