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お役立ちコラム2020.11.05

ヴァイオリンの乾燥対策をしよう〜ダンピットの正しい使い方〜

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

すっかり季節は秋本番となりました。急に寒くなり、身体がついていかない方も多いのではないでしょうか?
楽器も同じで、夏の暑さのダメージもあり調子がイマイチという楽器もあるのではないかと思います。
今回は、乾燥する時期に気をつけることと、乾燥対策の1つである「ダンピット」の使い方を説明していきます。

♪湿気が与える影響と乾燥時期に気をつけること
梅雨〜夏場の湿気がある時期は、楽器は空気中の水分を吸って膨らみます。
湿気を含んでしまうと楽器が鳴りにくくなり、ペグも湿気を含んでしまい硬くなります。

湿気がひどいと感じる夏場の数ヶ月を過ぎ、秋になると温度や湿度は大きく変わります。
楽器は木でできていますので、湿度の変化に敏感です。

適度な乾燥は、音が出やすくなりいいのですが、冬の乾燥しすぎだなと感じる時期には楽器も悲鳴をあげています。
乾燥時期にはペグは緩くなり、すぐに弦が緩んでしまいます。また、木の水分が失われて割れてしまうことがあるので要注意です!暖房の風が直接当たる場所やヒーターのそばに楽器を置くことは避けてください。

♪乾燥して弓が折れた!?
私の経験談ですが、かなり乾燥している場所で弾かなくてはいけないことがあり、加湿器を使いサブの弓で弾いていました。
やはり乾燥に耐えられなかったのでしょう、弓が真っ二つに折れてしまいました…楽器店ですぐに修理してもらい最悪の事態は避けられましたが、乾燥のしすぎにはぜひ注意をしてください。

♪ケース内に乾燥剤が入っていないか要チェック!
今の時期、まだ乾燥剤がケース内に入れっぱなしという方も多く見られます。乾燥剤が入っている方はすぐに出してください。

♪ダンピットをおすすめする理由
ヴァイオリンを乾燥から守ってくれるだけでなく、乾燥時の音のかさつきを見事に解消してくれたのがこのダンピットです。
乾燥時に、音に悩まれている方はぜひダンピットを使ってみることをお勧めします。

・ダンピット

♪ダンピットの使い方
①ダンピットを水に浸す
コップや洗面器等に水を入れ、30秒〜1分ほど浸してください。
ダンピットには小さい穴が空いていますので、そこから水を吸収してくれます。

・コップに水を入れてダンピットを浸す

②表面の水分を拭き取る
楽器に入れる時に水分がつかないように、必ず表面の水分を拭き取り、水滴が残っていないかどうか確認してください。

・表面の水分をタオルで拭き取る

③f字孔に入れる
黒いストッパーを持って細い先端の方から入れます。

・ダンピットを持ってf字孔に入れる

・ダンピットが全て中に入った状態

♪ダンピットを楽器に入れても大丈夫?
楽器内に入れるのに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、ダンピットは軽いので、魂柱に当たったり倒れることもありませんので、安心してお使いいただけます。

♪ダンピットが乾燥したら?
ダンピットが乾燥する目安はチューブが硬くなった時です。硬くなったら再び「ダンピットの使い方」の手順で楽器に入れてください。私は、乾燥がひどい時だと2〜3日に1回のペースでダンピットに水分を補給しています。

いかがでしたか?
ダンピットの説明書は英語なので、イマイチ使い方が分からないという声がありました。
ぜひこの記事がお役に立てたら嬉しいです。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。



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