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お役立ちコラム2020.11.12

ヴァイオリンの乾燥対策をしよう〜日常生活で気をつけること・メンテナンスとお勧めアイテム〜

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こんにちは。葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストのAyaです。

もうすぐ寒い冬がやってきます。寒く乾燥してくると体調を崩される方もいらっしゃると思います。人が体調が悪くなるのと同じで、ヴァイオリンもしっかりとケアをしないと調子が悪くなってしまいます。

今回は、日常生活で何に気をつけたらいいか・メンテナンスと乾燥対策にお勧めのアイテムをご紹介していきます。

♪夏の暑さのダメージ
湿気が多かった梅雨・気温が高かった真夏の影響で、楽器は私たちの目には見えないダメージを受けているかもしれません。
ペグの調子や駒の位置(歪んでいないか・位置がズレていないか)、膠が剥がれていないか(夏場に多いようです)等のチェックのため、楽器店へメンテナンスに持っていくことをお勧めします。弦や弓の毛もダメージを受けているので、メンテナンスと同時期に弦交換や弓の毛替えを行うのもお勧めです。

♪冬の寒い時期に弾く時の服装
寒い時期に、首元を冷やしたくないとタートルネックを着ることがあるかと思います。
薄地のタートルネックならギリギリ大丈夫(人によっては滑ってしまいます)ですが、生地が厚いとその分、楽器を構えた時にツルッと滑ってしまうことがあるのと、普段付けている肩当ての高さが合わなくなってしまうことがあります。

私自身、寒がりですが、ヴァイオリンを弾く時はできるだけ薄手のVネックや鎖骨周りが開いている洋服を選ぶようにしています。鎖骨周りが厚手の洋服を着て弾かなければならない時は、肩当てを低くするなどの微調整を行ってください。

洋服によって弾きやすい・弾きにくい生地がありますので、ご自分にとってどういう洋服だと弾きやすいか気にしてみるのもいいと思います。

♪暖房が効いている電車やバス内で気をつけること
皆さんは電車やバスに乗る時に楽器はどうされていますか?
座る時に楽器ケースを両足に挟んで座っている方をたまに見かけます。
電車もバスも座席下の暖房が暖かいです。冬の寒い時に暖房が効いていると、足元は結構な高温になりますので、楽器ケースを足で挟むと両足が温まるのと同時に楽器ケースも温まってしまいます。

私は足元の暖房が効いている時は立っているか、座るとしても楽器を背中に背負ったまま座っています。
意外と盲点で無意識に座るときに足で挟むことがあるので、是非とも気にしてみてください。

♪今一度、乾燥剤が入ったままになっていないかチェックを!
意外と乾燥剤が入っている方がいらっしゃいます。
今一度、乾燥剤が入っていないかどうかチェックしてくださいね。

♪ケース内に常備しておくもの
前回、「ダンピット」をお勧めし使い方の説明をしました。
今回は、このダンピットと併用して使うと効果がある「モイスレガート」をご紹介します。

「モイスレガート」は夏場には除湿剤として、冬場には保湿剤として年間通して使えるものになります。ただ、永久的に使えるものではなく、使用期限は約2年間です。

ヴァイオリン型のものや、和柄や無地の四角いシートなど種類も豊富です。除湿剤と保湿剤の入れ替えが面倒だなと思っている方にピッタリのアイテムです。

♪暖房をつける時には加湿器を!
暖房は乾燥の元です。お肌が乾燥するのと同様に、ヴァイオリンも乾燥してしまいます。乾燥すると弦が切れてしまったり、最悪の場合、弓の木の部分が折れてしまうことがあります。私も経験があります。

加湿器を使用する場合、蒸気が出るタイプの物は楽器に直接当たらないように気をつけてください。
電気要らずのエコな紙を使用したものは、近くに置いておくと効果があると実感しています。

♪今からハンドクリームを塗るのがお勧め!
冬場になると、洗い物をしたり手を洗うだけで指先がアカギレになることはありませんか?私はもうすでに手の乾燥に悩まされていますので、ハンドクリームが手放せません。

左指先が切れてしまうとかなり痛いので、楽器を弾くのに影響があります。これからの乾燥する季節、手のケアも忘れずに行ってください。

いかがでしたか?
楽器のメンテナンスも大事ですが、日々の生活の中で気をつけるポイントが意外とたくさんあります。
寒い時の洋服は工夫が必要だなと思います。また、手のケアもとても大事だと思います。
冬に向けての対策を今からしっかりして、この寒い冬を乗り越えましょう!

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属ヴァイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。



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