バイオリンのお悩み解決!〜時間がない時の効率的な練習方法〜

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

今回は、バイオリンのお悩み解決と題して、時間が取れない時の効率的な練習方法について、実際に質問を受けたものやSNSで見かけたものをピックアップしていきたいと思います。

♪そもそもどういう練習をすると効果的?
お仕事や学校の勉強との両立が難しくなかなかバイオリンの練習時間が取れないので、短い時間で効率良く練習したいという声を聞きます。

練習というと、音階→練習曲→曲のようなイメージだと思います。練習時間がしっかり取れる時はこの練習でいいと思います。しかし、毎回この練習方法だとモチベーション維持にも関わってきますし、下手をすると練習は楽しくないと印象づいてしまいます。

そこで、私がお勧めしたい練習方法は「その日の気分や練習できる時間に合わせて練習メニューを変える」です。

1、音階または練習曲をメインに頑張る(曲は少なめ)
2、気分が乗らない時または時間がない時に、曲のみ弾く
3、曲の練習で、曲の中で部分練習をする
4、音階→練習曲→曲の順番にこなしていく

いつも音階→練習曲→曲の順番だと、義務的な感じになってしまい、曲の練習時間が少なくなったりするので、1パターンだけでなく、ご自分の中で色々なパターンの練習メニューを考えておくと、今日はこの練習、今日は音階だけやってみようかななどと、練習にもメリハリが出てくると思います。

♪曲は通し練習だけでいい?
時間がない時は通し練習がいいと思います。時間が取れる場合、通し練習→部分練習→通し練習の順番で練習するのをお勧めします。

楽譜の隅々まで見ると意外と「曲で基礎練習もできちゃう!」のです。

Lesson14-03-01 交響曲25番(Mozart)】※正会員様はリンクからご覧いただけます

を例に出すと、5.6.9小節目の8分音符はこの曲の調であるG minorの分散和音でできています。この部分を練習するとG minorの分散和音の練習も一緒にできます。また、10.11小節目はG minorの音階になっていますので、これも音階の練習にもなります。このように、「曲の中に分散和音や音階はないかな?」などと探してみるとたくさん出てきます。通し練習でも、楽譜をただ追って最後まで弾くのと、「この部分は音階や分散和音になっているからこの音に注意」と思って弾くのとでは違います。ぜひ、曲の中から「どういう基礎練習があるか」探してみてください。練習が楽しくなってくると思います。

♪葉加瀬アカデミーのレッスンは最初から順番にこなしていくもの?
葉加瀬アカデミーにはたくさんのレッスンがあります。最初から順番にこなしていくという決まりはありません。

曲を弾いてその中でつまずいた所をピックアップして練習することで効率良く練習できます。
例えば、Lesson18-01-01 「ジムノペティ」では、3拍子のリズムで所々タイが出てきます。「3拍子を数えるのが難しい・タイが苦手」な方はUNIT05 拍、リズム(2)のSET03 3拍子やUNIT16 タイで苦手ポイントを克服していきましょう。
Lesson18-01-01 「ジムノペティ」】※正会員様はリンクからご覧いただけます
UNIT05 拍、リズム(2) SET03 3拍子
UNIT16 タイ

このように、曲を練習→苦手な部分の要素をピックアップすると葉加瀬アカデミーの細かいカテゴリーのレッスンを活用することができます。

いかがでしたか?
練習の仕方は誰もが悩むことです。
レッスンではいつも音階や練習曲を弾いてから曲を弾くパターンが多いと思うので、家でもそのような練習をしている方もたくさんいらっしゃると思います。もちろん時間に余裕がある場合はこの練習がいいと思いますが、時間がない場合にこの練習は難しいです。

ご自身で練習パターンをいくつか持っておくと、練習時間によって臨機応変に「今日はこの練習」とすんなり決められるようになると思います。

練習は長い時間やるよりも、(集中力が持つかという意味で)どれだけ効率良く短い時間でできるかだと思います。
色々な練習方法があるので、ご自分にあった練習方法が見つかるといいですね。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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