子供がバイオリンを始める適齢期は何歳?

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

バイオリンを始めるのは早ければ早いほどいい、と聞いたことがあります。一方で、先生とのコミュニケーションが取れないと難しい、と耳にしたこともあります。
今回は、バイオリンを始める適齢期はどの時期か、月齢ごとに考えていきたいと思います。

【小さい頃からバイオリンを始めるメリット】
ピアノ、体操、英語など、子供の習い事は数えきれないほどたくさんあります。小さい頃からバイオリンを始めるメリットは何でしょうか?

まずはバイオリンに限らず、音楽は脳の発達にいい影響があると言われています。
楽譜を読みながら左指を動かしたり、右手で弓の操作をすることで、右脳と左脳の両方を使いますので、とてもいい刺激になります。

また、バイオリンは左右の手が全く違う動きをします。そのために、曲を弾いたり音階を弾くのにある程度の集中力が必要です。
小さいお子さんほど、集中するのが難しいことがあるかもしれませんが、何回もレッスンを重ねていくことで慣れていくと思います。

【バイオリンを始める5つのポイント】
①左右が分かる
バイオリンは左手で楽器、右手で弓を持ちます。早い段階で左右が分かると構えはバッチリです。

②数が分かる
バイオリンは0から4まで指番号があるので、早い段階で指と番号が一致するといいですね。

③会話が成り立つ
先生との会話が成り立つことも、始める1つの目安になります。

④文字が読める
指番号の数字とひらがなが読めるとより良いかなと思います。例えば、補助教材として、ワークやドリルを導入する先生もいらっしゃいます。ワークやドリルには、〇〇しましょうなど指示が書いてあります。それが理解できると「1人でできた」という自信にもつながってきます。

⑤ずっと立っていられる
バイオリンはピアノと違って立って弾きます。集中して立っていられるとレッスンがスムーズに進んでいきます。

【自らバイオリンを弾きたいか、親御さんが弾かせたいか】
自らバイオリンを弾きたいと言って習い始めたお子さんは、集中力があり、毎日のように「練習したい」と言ったり、レッスンも割とスムーズに進んでいくと思います。

しかし、親御さんが昔自分が習えなかったから子供には絶対に習わせたいのに、お子さんは全く興味がないというケースもあります。それがいけない訳ではありませんが、そういう場合、逆に「バイオリンは嫌なもの」という感情を芽生えさせてしまうかもしれませんので、親御さんの思い通りに行かない可能性もあります。

まずはバイオリンに興味を持たせるために、音楽を聴かせたりテレビを観たりして興味を持たせるところから始めるといいと思います。

【バイオリンを始める適齢期とは?】
世の中では、3~5歳くらいに始めるのがいいと言われているようです。
私自身はピアノを3歳、バイオリンを4歳の時に始めました。自分から弾きたいと言い始めた訳ではないそうですが、母がピアノの講師をしていて音楽が生活の一部にあったようで、気づいたら習い始めていました。

ですが、お子さんそれぞれに個性がありますので、一概に3歳から始めればいいかと言ったらそうではありません。お子さんが自ら「バイオリンを弾いてみたい」と興味を持ち始めたら『バイオリンを始める適齢期』なのではないかと私は考えています。

ちなみに、一番小さい分数バイオリンは1/32サイズです。ボックスのティッシュくらいの大きさと言えば想像しやすいと思います。年齢的には2歳で構えられる大きさなので、その月齢で始められるということになります。

【月齢ごとの特徴や始める目安】
①2歳
正直なところ私はお勧めしません。楽器がまだおもちゃ感覚のため、楽器を叩いたり落としたりすることは間違いない月齢だと思います。2歳ですと、バイオリンというよりは、リトミックなどで体を動かしたりリズム感を鍛えたりして、音楽を身近な存在にすることをお勧めします。そうすると、始めてもいいかもという月齢になったらスムーズに弾けるかもしれません。

②3歳
3歳だと喋れるお子さんもたくさんいるので、先生の言っていることが理解できたり、集中力が続くようだったら始めてみてもいいかもしれません。普段の遊びでどれくらい集中できるかどうか観察することもお勧めです。

③4歳(年少)
私の周りでも4歳から始めた方が多くいます。
最初のうちはこの月齢のお子さんは集中力が持たないことが多いです。興味があることを話し出したり、なかなかレッスンが進まないこともあります。レッスンはぜひ親御さんが同伴し、メモをとってその日のレッスンの内容を一緒に復習してみてください。

毎日3分でも5分でも、楽器に触れる時間がとっても大切になってきます。楽器を触る(弾く)ことが日課になったらいいですよね。

④5歳(年中)
5歳は、上記の「バイオリンを始める5つのポイント」全てがクリアになってくる月齢です。
理解力も深まるので、「先生が言っていることができた」と自信にも繋がってくると思います。5歳で始めたという方も多いです。

⑤6歳(年長)・7歳(小1)
レッスンにしっかりと集中できるので、先生の言っていることに対して理解が早くなります。「もっと〇〇が上手くなりたい」「ここが弾けないから練習しなきゃ」など、積極的で自発的な発言も見られます。スムーズにレッスンが進んでいくように感じます。

いかがでしたか?
月齢の特徴がお分かりいただけたでしょうか?これはあくまでも私個人の見解ですので、全てが正しいとは思っておりません。参考程度にお考えください。

また、私自身の意見として、早く始めればいいとは思っていません。3歳から始めても、6歳、7歳から始めても結局は練習にどれだけ向き合えるか、嫌々レッスンに通っているのかで大きく別れると思います。小学生前のお子さんの場合は、レッスンを見てメモを取ったりと親御さんのサポートが必須です。

お子さんの「弾きたい」「〇〇のようなバイオリン弾きになりたい」など積極性が大切だと思います。
始める年齢が早ければ早いほど、些細なことで「バイオリンが嫌」となってしまうこともありますので、親御さんの言葉掛けは重要です。その日の練習で弾けなかったところがあったとしても、必ず「いいところ」を1つ声をかけることがポイントだと思います。褒められると大人も嬉しいように、子供は純粋に喜びます。それが力に変わっていくと思います。

バイオリン含め、「音楽は楽しい」と思ってくれる未来のバイオリニストが増えると嬉しく思います。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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