音が綺麗に鳴らない、かすれる…初心者でも音をしっかり鳴らす6つのポイントとは?

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

「バイオリンを弾くときに納得いく音が出ない」「音がかすれる」「ギーという音が鳴る」など、バイオリンを弾く時の「音」に関して、どうすれば綺麗な音を出せるの?という質問をいただくことが多いです。

バイオリンを始めて間もないから音がかすれるのではなく、音が綺麗に鳴らない要因は必ずあります。その分析が音を綺麗に鳴らす上で大切なことなのです。

今回は、初心者の方でも音をしっかりと鳴らすポイントを、おすすめのレッスンと共にお伝えしていきたいと思います。

※正会員様はリンクから教材をご覧いただけます。

♪音が綺麗に鳴らない原因は何?

綺麗に鳴らない原因は主に、以下の6つである可能性が高いです。

①松脂の塗りが足りない、または松脂を塗りすぎている
②弓の毛の張りが足りない
③使っている弦が古い
④左指がしっかり押さえ切れていない
⑤楽器が下がっている
⑥弓を弾く時に真っ直ぐになっていない

♪音が綺麗に鳴らない原因①:松脂の塗りが足りない、または松脂を塗りすぎている

松脂は塗りすぎるとザラザラな音が出ます。弾いていて弓の粉が噴いてしまうと「松脂を塗りすぎ」ということになります。一方、塗りが足りないと弓がすべったり音がしっかり出ないので、自分の好みの音になる松脂の塗り方を覚えることが大切です。

松脂を塗る目安は大体2〜3往復です。松脂の塗り方はこちらのレッスンで説明していますのでご覧ください。
「Lesson 04 弓の毛に松脂を塗る (E01-01-04)」

♪音が綺麗に鳴らない原因②:弓の毛の張りが足りない

弓の毛も張りすぎていたり、逆に張りが足りないと弾きにくいので、どのくらい張ると弾きやすいか試してみるといいと思います。

弓の毛の張り方の目安はこちらのレッスンで説明していますので、ぜひご覧ください。
「Lesson 03 弓の毛を張る (E01-01-03)」

♪音が綺麗に鳴らない原因③:使っている弦が古い

使っている弦はいつ張ったものですか?湿気や乾燥の時期は弦が劣化しやすいので、1年〜1年半を目安に弦の張り替えを行ってください。新しい弦は見違えるほど音量も出ますし、音程が取りやすいですよ。

♪音が綺麗に鳴らない原因④:左指がしっかり押さえ切れていない

左指の押さえ方の基本は「第1関節を曲げて指板と指がマグネットのようにくっつくイメージ」です。どう押さえたらいいかは「Lesson 02 左指の押さえ方 (E01-05-02)」のレッスンで説明しています。

指の押さえ方で大事なポイントは、指の力を抜くことです。まずは左指だけ押さえて音が鳴るという感覚を覚えていきましょう。余分な力が抜けるのでしっかりと弦を押さえられるようになります。こちらのレッスンがおすすめです。
「Lesson 01 左指だけ押さえて音が鳴る感覚を覚える (B12-01-01)」

♪音が綺麗に鳴らない原因⑤:楽器が下がっている

楽器はしっかり構えられていますか?顎あてに顎が乗っていますか?左手を離した時に楽器がずり落ちませんか?

楽器が下がっていると姿勢が悪くなって、体が緊張して力が入ってしまいますので、楽器の構え方をこちらのレッスンでぜひご確認ください。
「Lesson 01 ヴァイオリンを構える (E01-02-01)」

♪音が綺麗に鳴らない原因⑥:弓を弾く時に真っ直ぐになっていない

楽器を弾きながらだと真っ直ぐになっているか分からないというお悩みを聞きます。そうなんです、正面から見るとなかなか分かりにくいので、まずは鏡の前に立ってみてください。そして楽器を構えて弓を弦に置きます。鏡を見て、駒と弓が平行になっているか確認しましょう。

鏡を見ながら弾くのは、フォーム確認にはとてもいい練習になります。鏡を見ながら弾いたことがない方はぜひお試しくださいね。

いかがでしたか?
音が綺麗に鳴らない原因は必ずあります。なぜ鳴らないのかを考えると、意外とフォームの問題だったり、弓の毛が張れていないなどちょっとしたことが原因だったりします。

音が綺麗に鳴らない原因はこれ!と知っておくと、自分がそういう場面に遭遇した時に、慌てずに原因を突き止めることができますよ。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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