バイオリンの乾燥対策や冬にお勧めのアイテム

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

急に寒くなってきましたが、皆さん風邪など引かれていないですか?

寒さに慣れるのに時間がかかると思いますが、寒くなると体調を崩しやすいのと同じで、バイオリンもしっかりとケアをしないと調子が悪くなります。今まで暑くて湿気に悩まされていた方が多くいらっしゃるのではないかと思いますが、寒くなってくると今度は「乾燥」に注意しないといけません。今回は、バイオリンの乾燥対策とお勧めアイテムについて考えていきたいと思います。

【夏の暑さのダメージを受けている!?】

今年の夏は高温多湿の日が多かったと思います。バイオリンはその影響を少なからず受けています。バイオリンは言葉を発することができないので、ケースを開けたら弦が緩んでいないか(ペグの調子)・駒の位置がずれていないか・膠が剥がれていないか(暑い時期に多いようです)などよく観察することが大切です。

夏のダメージは目に見えないので、その際には楽器屋さんにメンテナンスをお願いすることをお勧めします。弦や弓の毛替えも併せて行うことで、メンテナンス+弦交換+毛替えを定期的に行うことができます(一緒にやらないと「いつ弦替えたっけ?」などと忘れてしまうこともあります)。

【乾燥剤が入っていないかチェック!!】

もう乾燥剤は必要ない気候になりましたが、意外とまだ乾燥剤が入ったままの方がいらっしゃいます。乾燥剤を入れっぱなしにしていないかチェックしてみてください。

【ケース内に常備しておくといいもの】

皆さんは除湿対策や乾燥対策でどんなアイテムを使っていますか?

夏は乾燥剤・冬は保湿剤を使い分けている方、年間通して使えるものを入れている方、様々だと思います。私は、年間通して使えるもの+乾燥や湿気が気になる時だけプラスして乾燥剤や保湿剤を入れています。

年間通して使える「モイスレガート」は、冬は保湿剤、夏は乾燥剤として使え、入れ替える手間がないのでどなたにでもお勧めできるアイテムです。しかし、永久的に使えるものではなく、約2年間しか使えないので、注意が必要です。開封した日付をメモしておくことをお勧めします。

【暖房が効いている電車やバス内で気をつけること】

皆さんは電車やバスに乗る際に楽器は手に持っていますか?それとも床に置いていますか?立っている時は問題ないのですが、座る時に足に挟んで座っている方をよく見かけます。

冬場の電車やバス内は、足元から暖かい風が出てきます。特に今の時期、換気で窓を開けていると思いますので、より足元からの風が暖かいように思います。足でケースを挟むと楽器ケースも温まってしまうので、楽器には良くありません。

私は季節関係なく、座る時はいつも楽器を背中に背負ったまま座っています。案外、盲点なのではと思いますので、暖房が効いている車内では楽器を足で挟まないように注意が必要です。

【暖房をつける時は必ず加湿器を!】

暖房をつけるとすぐに乾燥します。暖房の中にいるだけで肌が乾燥してきたということはありませんか?そのような時は、バイオリンも乾燥しているかもしれませんので、注意が必要です!

乾燥すると「弦が切れる」「ペグが緩くなって弦が緩む」「弓の木の部分が折れる」「弓の木部分が膨張してくる」ことがあります。弓の木の部分が折れることは、あまりないケースかもしれませんが、私は経験ありです(相当乾燥している現場で、加湿器を使っていても折れました…)。加湿器の蒸気が気になる方は、エコな紙を使用したタイプもあるので、お勧めです。結構効果があると実感できます。

【ハンドクリームは冬の必需品】

寒くなってくると、洗い物をしたり手を洗うだけで指先がアカギレになることはありませんか?私は毎年悩まされます。すでにハンドクリームが手放せません。

左指先(第一関節あたり)が切れてしまうと楽器を弾くのに支障が出てきてしまいます。私はハンドクリームと、市販の「ハンドミルク」という液体状で洗い流すものを併用して使っていますが、今のところまだ手のトラブルはありません。

乾燥する季節が本格的にやってくる前に、指のケアもしてみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?

まだまだ冬のケアなんて、と思っていてもすぐに乾燥の時期がやってきます。バイオリンのケアも、ご自身の手指のケアも、トラブルが起きる前にぜひ行ってみてください。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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