葉加瀬アカデミーお悩み相談会~バイオリン練習のお悩みと解決策
2025.02.03

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

1/19(日)にヤマハミュージック横浜みなとみらいにて、葉加瀬アカデミー公開レッスンとお悩み相談会を開催しました。公開レッスンは多くのお客様にご覧いただき、お悩み相談会では会員様とたくさんお話できて大変嬉しかったです。

今回は、お悩み相談会で上がったお悩みと解決策の一部をご紹介していきます。

♪なめらかな音を出すためには?

弓の持ち方を見直すこと、姿勢を良くすることで余計な力が抜けて弓がスムーズに動くようになります。

♪弦を張り替えようとしたら切ってしまった。弦の値段で切れやすさが変わるの?

弦の値段で切れやすさは変わりませんので、ペグを回す時の力加減の調節が必要だと思います。

話はそれてしまいますが、どの楽器にも合うと言われている「ドミナント」がおすすめの弦です。柔らかい音を出したいなら「オブリガート」、キラキラ輝かしい音を出したいなら「エヴァ・ピラッツイ」など、どんな音を出したいかで弦選びするのも楽しそうです。

湿気の多い時期などでペグがうまく回らない時には、「ペグコンポジション」というチョークをペグに塗ると、スムーズに回るようになるのでおすすめです。

「ガット弦」は張るときのみならず張っている時も切れやすい弦なので避けた方が無難です。

♪音程を安定させるためには?はっきりした音を出すためには?

構えた時に左手首がまっすぐか、押さえた時に全ての左指の爪が同じ方向に向いているか、余計な力が入っていないかを確認しましょう。指を押さえる時に押さえただけで音が鳴ったら、しっかり指板を押さえられている証拠です。余計な力が抜けて指と指の間隔も覚えていくので、段々と音程が安定してくると思います。

♪フラジオレットを安定させるためには?

例えばA線「ラ=4指」のフラジオレットを鳴らす時、3rdポジションから「レ、ミ、ファ、ソ、ラ」と弾いていくのはスムーズでも、逆はどうでしょう?フラジオレット「ラ」から「ソ」に戻る時にスムーズに押さえられますか?意外とそこが盲点です。

あと、左手親指に対してどのくらい触れる指が伸びるかを感覚で覚えられると、綺麗に鳴らすことができます。

♪弓先になると弓が滑ってしまう要因は?

弓を持つ人差し指を機能させて、弓先に行った時に人差し指に重心があると滑りにくくなります。

♪ヴィブラートをかける時に右手も震えてしまう、どうしたらいい?

ヴィブラートの種類を、緩やかなヴィブラートも習得できるといいです。ヴィブラートをかけようと意識するあまり、左手全体に力が入ってしまうと、それが右手へと連動してしまいます。

右手も力が入らないように脱力です♪

♪テンポを上げるには?

左指を押さえるときに、余計な動きがありませんか?例えば押さえておける指は予め押さえておくなど、下準備をすることで左指がスムーズに押さえられるようになります。

あと、全体を通すのも大事ですが、部分練習がおすすめです。4小節できたら8小節というように、段階的に小節を増やしていきましょう。テンポを5ずつ上げる練習もおすすめです。弾けたらまた上げるのを繰り返してみてください。

♪移弦する時に余計な音を出さないためには?

弓の角度を確認し、弓を止めてから移動することを徹底しましょう。
弓先にきた時に肘の重みで弓の角度が下がりやすいので、下がらないようキープする意識を持ちましょう。

♪E線の高音をはっきり出すためには?

合っているかな?という不安があると左指の押さえが弱くなって音がはっきり出ないことがあります。自信を持って弾いて大丈夫です。

いかがでしたか?
相談会は、アットホームな感じで和気藹々と進められました。お悩みが被った方が多く、参加者さん同士で「あーわかる」と共感する場面も見られたので、今後のモチベーション維持に繋がっていただけたらなと思います。

これどうしたらいいの?など些細なこと、これ聞いたら恥ずかしいかな?と思うことも私宛に質問・疑問お待ちしております!

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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