きれいな音がだせるようになる!ピッチカート奏法のコツについて

こんにちは。葉加瀬アカデミー専属バイオリニストのAyaです。

バイオリンには弓でひく「アルコ(arco.)」、指ではじく「ピッチカート(pizz.)」という奏法があります。
今回はピッチカートについて書いていきたいと思います。

・どの指ではじく?
・はじく場所はどこ?
・左指ではじくことはある?
・ピッチカートで分かる音質
・ピッチカートのはじき方が面白い曲

●どの指ではじく?
葉加瀬アカデミーのLESSON「12-01-01 ピッチカート説明」で葉加瀬校長も仰っているように、右手人差し指ではじくことが多いです。ただし、力強い音を出したい時には親指ではじくことがあります。

Lesson 12-01-01 ピッチカート説明】※正会員様はリンクからご覧いただけます。

●はじく場所はどこ?
はじく場所は指板の上です。弓でひくところをはじいてしまうと松ヤニの粉が指についてベタベタしてしまう上に音色が硬くなってしまいます。はじき方1つでピッチカートもとっても素敵な音になると思います。

●左指ではじくことはある?
左指のピッチカートは大変難易度が高いです。左指のピッチカートが出てくることで有名な曲は

♪ツィゴイネルワイゼン/サラサーテ
♪ツィガーヌ/ラヴェル

あたりでしょうか。
普通のピッチカートなら楽譜の音符の上か下に「pizz.」という表記があります。左指ピッチカートの場合は音符の上に「+」という表記があります。

●ピッチカートで分かる音質
弓でひいていて「音が綺麗に鳴らない」「かすれる音がある」などのお悩みを受けることがありますが、原因の1つに「左指がしっかりと押さえきれていない」ということが考えられます。
その時に有効なのが意外にもピッチカートです。ピッチカートは実は音質が分かりやすく、しっかりと左指が押さえられると音が共鳴し楽器が鳴っているなという感覚になります。しかし、左指が押さえきれていないと音としてしっかりと鳴ってくれません。この音の違いはすぐに分かります。もし綺麗に音が出ない時は、一度ピッチカートではじいて音質を確認してみてはいかがでしょうか?

●ピッチカートのはじき方が面白い曲
私がオーケストラでひいていて新鮮なはじき方だと感じた曲はラヴェルの「ボレロ」です。この曲はバイオリンではなくヴィオラパートになりますがご紹介したいと思います。

途中で「pizz.」の表記がありますが2ページ以上のほとんどが4弦使う重音のピッチカート。重音でピッチカートから次のarco.になるまで相当な時間があるということを考慮して膝に乗せてギターのようにはじいたことがあり、とても印象に残っています。

葉加瀬アカデミーのLESSONでは「12-01-02v1 ピッチカート(Amaj)」や「12-01-02v2 ピッチカート(Dmaj)」といった音階ではじくレッスンがありますので、ぜひ実践してみてください。
ご自分の音質がどのような音質かという視点で練習すると一層練習が楽しくなるかもしれませんね♪

Lesson 12-01-02v1 ピッチカート(Amaj)】※正会員様はリンクからご覧いただけます。

※この記事は、葉加瀬アカデミー専属バイオリニストAyaさんが書いた原稿を、担当者が編集したものです。

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